整体師になるには何が必要?勉強にかかる時間や費用は?

整体勉強1

「整体師になるために、これから何を勉強すれば良いのか?」とお悩みの方もいるかと思います。

そこで、ここでは多くの整体セミナーへ参加した自身の経験を活かし、整体師になるために必要な勉強とは何か、またそれを学ぶにあたり掛かる時間や費用についてまとめてみました。

そもそも、整体師になるために資格は必要?

「整体師になるための必要な勉強」と聞くと、まず真っ先に「資格取得」が頭に浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。なぜなら整体の勉強について調べれば調べる程、資格取得を目的とした講座が無数に出て来るからです。

しかし、そもそも整体師になるためには資格は必要なのでしょうか?その点についてまずは触れておきたいと思います。

これは整体について何も知らなかった頃に自分自身が驚いた事ですが、整体師になるために資格は必要ありません。公的な手続きを踏めば整体師として即開業が可能です。

整体師のように「師」がつく職業には国家資格が必要、というイメージを勝手に持っていたので、これには驚かされました。おそらく顧客側としても、この事を知らない人は多いのではないのでしょうか?

補足をすると、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師の場合は国家資格を要するため、資格無しに開業する事はできません。

さらに労働厚生省が明示する職業分類の中でも、上記のような国家資格が必要な職業は「その他の保健医療の職業」に分類されますが、整体師は「その他のサービスの職業」に分類されるため、保険の適用もありません。

まず「整体師には資格は必要無い」という事実を念頭に置いた上で、「整体師になるための勉強」について話を進めて行きたいと思います。

Q. 整体師になるために資格は必要?

A. 資格は不要。「整体師になるための勉強」と「資格」はイコールではない!

資格が不要なら勉強も不要?

では、資格が不要なのであれば勉強も不要でしょうか?結論からいえば、整体師になるためにはかなりの勉強が必要です。

整体師の業界は、資格が不要であっても簡単に続けて行けるような生易しい世界ではありません。むしろ、資格が要らないからこそ競合も多く、出入りが激しい業界でもあるからです。多くの競合の中で、向上心を持って常に学び続けて行く姿勢が必須となります。

ただ、競合が多いからといって諦めてしまうのは早計かと私は思います。なぜなら、日本の高齢化は進む一方な上に、公私ともに目を酷使し続けるインターネット時代となった昨今では、若い世代にまで需要が拡大しているからです。整体師の仕事は「市場のニーズに合った、これからも需要が増えていく職業」であると言えるでしょう。

「どうしたらより多くの人の助けになることができるか?」を常に考えながら学び続けることが、資格が無いからこそ勉強が必要な理由であり、競合との差別化を図るポイントでもあると思います。

Q. 資格が不要なら勉強も不要?

A. 資格が不要だからこそ勉強が必要。学ぶほどに差が出る!

整体師になるために必要な勉強3つとは?

それでは、整体師になるためには一体どういった勉強が必要になってくるのでしょうか?

すぐに思い付くのは、やはり技術の習得に関する勉強だと思います。もちろん技術が無ければ何も始まりませんが、必要な勉強はそれだけではありません。

実は、整体師として「ちゃんと知っておかないと法を犯すことになる」事項も多く存在します。広告を出す場合や、施術する際などに知っておくべき注意点があるのです。人の身体を直接扱う職業なので、飲食店等とはまた異なる注意が必要となります。

その他「トラブル回避の対策」や「気持ち良く利用してもらうための店作り」など、知っておいた方が良い事を、「顧客を迎えるための知識」「顧客の心が喜ぶ知識」「顧客の身体が喜ぶ技術」の3つに分けて紹介して行こうと思います。

整体師になるために必要な勉強 その1 「顧客を迎えるため」の知識

まず初めに「顧客を迎えるため」の知識の勉強が必要となります。前述でも触れた通り、整体師として活動するにあたり、使ってはいけない広告表現があります。

誇大広告などは分かりやすいところですが、それ以外にも「治療」「治る」「マッサージ」といった表現の使用が禁止されており、さらには施術者の経歴や出身校さえもチラシに記載することは認められていないのです。

「それではどんな表現をしたら良いのか?」と不安になってしまう方もいるかもしれませんが、「緩和」「和らぐ」「症状が改善」「健康維持」などといった表現は良し、とされています。

また、禁止表現もチラシへの明記はNG、ホームページへの記載はOKなど、細かい定義があるところも学ぶ上で注目すべき点だと思います。

整体の広告表現の規制に関連する法を以下にまとめましたので、こちらで現時点での規制の詳細をご確認することが可能です。

【整体師の広告表現に関連する法】
あはき法
医師法
柔道整復師法
医薬品医療機器等法
景品表示法

また、広告以外にも開業にあたって開業届や青色申告などの税務署に関する勉強や、クレームや損害賠償請求を受けた場合に備えての損害賠償保険も検討必須となります。

参考として、整体師のように国家資格者でなくても加入できる傷害保険として
日本治療協会などが挙げられます。

万が一の際に、施術者であるご自身と顧客を守れるように、法律や規則、保険など「迎えるための知識」を多く学ぶ必要があります。

ポイント!

「顧客を迎える」知識は、法に触れる事があるので念入りに勉強を!

整体師になるために必要な勉強 その2「顧客の心が喜ぶ」技術

次に、「顧客の心が喜ぶ」知識の勉強です。「経営ノウハウ」と言ってしまうと少し味気無く感じますが、お客様の「行ってみたい!」「また来たい!」という気持ちはとても大切だと思います。

思わず行ってみたくなるような広告作り、施術前のカウンセリングでのコミュニケーションの取り方、BGMなども含めた空間作りなど、施術前後にも心配りするべき点は無数にあります。

お飲み物ひとつをとっても、お好みのお茶を選んでいただくのも楽しみのひとつとなるかもしれませんし、まずは「今自分がどういう状態なのか」をしっかりと聞いてもらうことこそが安心に繋がるというお客さまもいらっしゃるかもしれません。

医療行為とは異なる世界だからこそ、顧客の心が喜ぶ要素を無限に増やすことができる部分も整体師という職業の魅力のひとつと言えるでしょう。

「行ってみたい!」「また来たい!」と思っていただけるように、施術前後の「入口(広告)」と「出口(お店の印象)」を分けて「顧客の心が喜ぶ」知識を得ることも重要だと思います。

ポイント!

「顧客の心が喜ぶ」知識は、入口、施術中、出口に分けて勉強を!

整体師になるために必要な勉強 その3「顧客の身体が喜ぶ」技術

最後に、一番重要な項目「顧客の身体が喜ぶ」技術の勉強についてですが…実のところ、前項の2つよりも書くべきことがあまりありません。

何故なら技術は「習ってこそ」習得できるものだからです。勉強あるのみとはまさにこのことだと思います。「理論さえ学べば」「機械を購入すれば」といった簡単な話ではありません。

しかし、一度習得すれば一生物の技術となります。整体の技術を市販のテキストや、通信のみで学ぶ方法もありますが、人を治す仕事は直接人に教えてもらうのが一番の近道です。

また、整体の効果を自身が実感することも重要です。これほど自信と説得力が増すものはありません。整体という身体を使うハードな仕事をする自身へのケアにも繋げられる事ができるので、積極的に自身が欲する技術を納得行くまで学んで行きましょう。

ポイント!

顧客の「身体が喜ぶ技術」を自分自身が納得行くまで勉強し続ける!

整体の勉強にかかる時間や費用は?

では最後に、整体師の勉強にかかる時間や費用について書いて行こうと思います。

ここでは上項で書いた「顧客を迎える知識」と「顧客の心を喜ばす知識」を「知識」とまとめ、「顧客の身体を喜ばす技術」を「技術」として話を進めて行きます。

Q. 整体師になるための「知識を学ぶ」時間と費用は?

A. いつでも好きな時間に低コストで学ぶ事が可能!

開業に関する知識や経営ノウハウは、インターネットや本などを使い低コストで学ぶ事が可能です。「実際に肌で覚えなくてはいけない」というものではないので、独学で知識を得て行くと良いかと思います。

独学で自分のペースで学ぶ事ができるので、まとまった時間も必要ありません。スキマ時間を利用して、どんどん知識を補強して行きましょう。

Q. 整体師になるための「技術を学ぶ」時間と費用は?

A. 数万円~200万円代と受講料は様々。時間は1日~4年と開きがある

整体師の技術を勉強するためには通学と通信がありますが、直接習う機会が無いタイプの講座は、逆にハードルが高いと思うので確認が必要です。

なぜなら、厚生労働省が提示する整体師が行っても良い行為として「施術者の体重をかけて痛みを感じない程度の施術」と記されているからです。それを独学で判断するのは非常に危険かつ困難だと私は思います。

次に、整体師の技術を学ぶために掛かる時間についてですが、専門学校は1年から3年、大学なら4年間学ぶ事になります。講習やセミナーは1日単位からのものもあります。

受講料でいうと、通信教育なら数万円から、通学なら数10万円~200万円代と、大きく費用の差が見られます。

整体を学ぶにあたり、時間も費用も大きく差があるため、どこを選んだら良いかとお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

そもそも、整体師とは明確な定義がなく、「手技と療法によって身体の疲れや不調を改善させる」ことが目的の職業です。必須の資格取得も無いために、何を基準に技術を学ぶ場所を選んだら良いかが、一番難しい所だと思います。

もし悩んだ時は、受講期間や受講料には捕らわれずに、「ご自身が心から得てみたい技術が習得できる授業内容かどうか?」を基準にして考えてみるのも良いかと思います。

ポイント!

費用と時間は大きく差があり、「知識」のコストは下げられる
「技術」の習得は、時間や費用での検討よりもご自身に合ったものを!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

主題である「整体師になるには何が必要?勉強にかかる時間や費用は?」の答えとして、最後に以下にまとめておきます。

整体師になるために何が必要?勉強にかかる時間と費用は?

顧客を迎える知識と心が喜ぶ知識→低コスト&独学でOK!
顧客の身体が喜ぶ技術→ご自身が納得できるものを直接習う!

それぞれに適した勉強の方法があるかとは思いますが、私個人としては、開業をした後もその都度ご自身がその時に欲するスキルを見極めながら、単発のセミナーなどで技術向上やプラスアルファを狙って行く事をおすすめしたいと思います。

常に学び続け、技術の向上を目指すことが、顧客の満足度アップや競合との差別化に繋がるかと思います。以上、ご参考になりましたら幸いです。

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