整体師に必須の知識5選!

整体師は、整体に関することだけ知っていれば良いというものではありません。整体に関することだけでは、先行きが見えなくなる可能性があります。どのような仕事も、先が見えなければ将来の展望も考えられなくなってしまいます。

でも、整体以外のことを知識として得ると簡単に言っても、その範囲は膨大です。どの範囲もすべからく学ぼうとすれば、その情報収集だけで疲れ切って、学ぶ意欲も生まれません。

整体師として、どんな知識を得ておくと良いのか、そのポイントとなることが分かれば学ぶ意欲だって生まれることでしょう。そこで、整体を行う上で知っておくべきことをピックアップしました。

1、現代人の悩みを把握する

まず1つ目のポイントは、現代人の悩みを把握するということです。ただ、この説明だけだと「なんだ、自分が抱えている問題と一緒じゃないか」と考える方もおられることでしょう。しかし、ここには整体師ならではの観点も含まれています。

現代人がどんな悩みを持っているのか、それは悩みの原因となる事象についても知りえておく必要があります。時事問題、環境問題はもちろん、世代別に生じる問題もそれに含まれます。

例えば就職難という問題ひとつを挙げてみましょう。自分が若年層の場合には、就職先が見つからない同世代の悩みの方に意識が行くでしょう。しかし、就職難という問題には、就職できない若者が多いという問題だけでなく、企業側には面接を努める世代が抱える問題、またこうした若者を子供に持つ親世代の心配、さらには就職に関わる様々な事象を生業とする人たちの経営問題にも波及するものでもあります。

つまり現代人の悩みは、世代や性別、環境によってもその捉え方や悩みの論点が変わってきます。そうなると、その悩みを根幹として発生する身体の不調にも影響を及ぼしてくるともいえます。パソコンやスマホが普及するようになって、スマホ首やドライアイといった症状が多発したように、現代病となる問題は、こうした悩みの中から発生する可能性もあるのです。

身体の不調を整える整体師としては、その不調の原因となる悩みにはどんなものがあるのか、そしてそれを原因とする不調にはどんなものがあるのか、知識として持っておくと施術の際にも大きな利点になりえます。治療には様々な年代の患者さんが訪れることと思います。こうした人たちの問題を解決するためにも、幅広い現代の悩みや問題を知っておくということは、整体師にも求めらる知識の1つと言えるでしょう。

2、必要な資格の知識

次に、整体師として必要な資格について見ていきましょう。そもそも整体の仕事をするうえで、必要な資格というのものは基本的にはありません。鍼灸あんまや柔道整復師といった国家資格は存在していますが、こうした国家資格を有していなくても、例えば民間セラピストの認定や、整体の認定をもって、整体の仕事をしている方も多く存在しています。

ただし何かしらの資格や認定を受けずに、独自の理論で整体を開業する場合、集客の面で困難がつきまとうことも考えられます。一般的に、何を根拠に施術しているのか、その根拠が明確でなければ、怪しいと感じてしまう方も出てきてしまいます。自分の理論が正しいと言っても、それを証明するものが明確でなければ、お客さんは来店しづらいということです。こうしたことを踏まえると、民間で一般にコーチングされているセミナーなどを受講し、一定の知識を得ているという証明となる認定証が存在するほうが、集客は期待できるともいえます。

民間のセミナーなどでは、初心者からでも受講しやすいよう工夫されています。近年は、一般の方もご家族のためにとセミナーを受講する場合が増えています。しかし、整体の仕事をしたいと思って受講しているのであれば、それよりもワンランク上のセミナーを受ける必要があります。ですから、最初は誰でも受講できるセミナーや講習会から始めても、開業を目指すのなら更に上の講習を受け、自分の施術技術に一定の自信を持てるよう努力する必要があります。

またセミナーや講習会の中には、開業を目指した方を中心に行っているものもありますから、こうしたものから学ぶのもオススメです。

3、他ジャンルの施術の知識

整体師としての専門的な技術面に関して学ぶことだけでなく、他ジャンルの知識を学ぶことも大切です。プラスアルファのスキルを身につけることで、それが差別化を生み、集客にも繋がるかもしれません。

例えば、整体以外で考えられるものとしては、アロマテラピーなどの癒しをプラスしたり、指圧以外にも針灸の治療をプラスしてより治療の効果を高めたりといろいろあると思います。その他にも、心理学を学ぶことで患者さんの心のケアもプラスで出来るようになれば、医院としての強みになるのではないでしょうか。

ここに例としてあげたのは、整体師としての施術を考えたときに近しい知識ではあります。しかし、全く異なるジャンルの知識であっても、上手く組み合わせたり何かの拍子で接点が出てくることも考えられます。一見して、整体師として成長していくにはあまり関係ないようなジャンルもあるかも知れません。しかし、こうした他ジャンルを学ぶことが、ひいては自分自身の技術力をも向上させることにつながる可能性を秘めているかもしれません。

4、整体で治せる症状、そうでない症状についての知識

整体師としてやっていくうえで、整体で治せる症状と、そうではない症状の違いを知っておくことは大変重要なこととなります。また、治せない症状の場合にはどういったジャンルの病院や治療法を紹介するべきかなど、こうした知識に関しても得ておくとよいでしょう。

例えば、患者さんの身体を触診してみて、明らかに整体の施術では改善しないと認められる場合、「うちでは治せません」で、患者さんは満足するでしょうか。何とか納得させて帰したとしましょう。しかし、それでは悪評判となる可能性があります。集客に大きな影響を与えるおそれがあります。そうでなくても、こうした対応では患者さんに対する態度が不誠実であり、整体の施術技術以前の問題です。

また数回の施術でも改善しない場合も、整体で治せない症状の場合があります。その際には事前に説明しておくことが大切です。この際にも、どんな症状の場合には、どういった機関に受診すべきか紹介できる程度のことは知っておくべきでしょう。

5、万が一のための保険の知識

もう1つ大切な知識として、保険についてもご紹介しましょう。整体の仕事は他人の身体に触れます。そして身体の動きに影響を与えます。そのため、場合によっては悪い影響を与えてしまう可能性もありえます。この悪い可能性が原因となって、賠償責任を問われることも0ではありません。

整体師の仕事には、この賠償責任がどうしても付きまといます。そのため、様々な協会などでこの損害賠償に対する保険制度を設けています。例えば、民間の保険会社では、職業別に損害保険制度が用意されています。また整体関連の協会でも独自の賠償責任保険制度を設定しています。さらには資格の学校で、卒業生を対象に整体に関する賠償責任保険を設定しているという場合もあります。

どの場合が自分の環境に適しているのか、それには個人差があります。ご自身の環境に合わせてこうした保険を学んでおくというのも重要です。

まとめ

整体師として働くうえでは、様々な知識が必要です。どんな仕事でも学ぶことは欠かせません。とくに患者さんの身体に触れ、その問題を改善する仕事である整体の仕事は、自分の身を守るという意味でも学びが重要です。

ただし難しいことではありません。様々な事柄を学ぶことは、すなわち誠実に患者さんに接することにもつながります。その学ぶ姿勢こそが、何よりも大切なことかもしれません。

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