整体師に必要な体力は?

患者さんの施術を行う上で、整体師として必要になるのは力の持続です。力がなければ、患者さんの施術を行えないということはもちろん、患者さんの不調を見極め、継続して施術を行うことや、カウンセリングで不安を取り除くことはできません。

すなわち、体力とは身体の力だけでなく、心の面での体力をも指します。整体師の仕事を続けるうえでは、このどちらの力を持ち合わせていなければ、継続していくことも難しくなってきます。

バランスを保持し、施術の力加減を見極め、継続させるためにはどんな加減が必要なのでしょうか。

整体師は体力仕事

整体師は、そもそも力が大切です。施術の際には、患者さんの身体をさすったり指圧したりといったマッサージを行う必要があります。他人の身体を触診して、どこに問題があるか、どのバランスが悪くなっているのか、しっかりと確認するためには、ある程度の力を使って行う必要があるからです。

そもそもどの位の力が必要になるのかについては、例えば若く身体を常に鍛えているような筋肉質の方の場合と、高齢であまり筋肉を持ち合わせていないような体の方の場合では、必要になる力にも違いがあります。重量のある患者さんにはどうしても施術の際に力が必要です。ただ、どちらの方の場合であっても、身体を支えるという意味合いにおいては、どんな患者さんの施術の際でも体力などの力は必須であり、欠かすことのできないのもでもあります。

人の身体を支えて施術を行う際には、施術する側が身体全体を使って行わなければなりません。というのも万が一、上手に支えられなかった場合、患者さんにケガをさせてしまうなど、危険な目に合わせてしまう可能性が出てきてしまいます。他人の身体を支えるには、例え両手で持ち上げるだけのことでも、下半身の力も使うなど、身体全体を使わなければなりません。

そのため、患者さんをしっかりと支え、施術の際に不安を感じさせない程度の力は必要であるともいえます。

どの業務で体力を使ってしまうのか

施術を行う場合だけでなく、カウンセリングの場合も力を使います。逆にカウンセリングの方が体力を消耗する場合もあります。

カウンセリングを行う際には、患者さんの話を聞きながらどの部分が不調なのか、どんな体勢の時に不調が発生するのかなどの聞き取りをします。そして、どの部分に問題があるのか、触診して確認したりもします。この際、患者さんの話を聞きながら行うため、施術する側が無理な姿勢の状態で施術をするということも生じえます。

またカウンセリングの際には、患者さんの体重を支えながら場所を移動したり、ときには不調な患部を探ったりします。この時には無理がかかった姿勢を続けなければなりません。加えて、これを1日に何度も行います。患者さんが1日に1組しかいないというケースは稀です。来店する患者さんの度にこのカウンセリングを行うとなれば、その都度、施術する側に大きな負担がかかるということでもあります。

加えて、例え整体師の方にそれだけの負担がかかったとしても、患者さんに負担を感じている素振りは見せられません。患者さんはお客さんです。例えば負担を感じている素振りが患者さんに見えてしまったら、どうでしょう。患者さんは次回、来店しづらい気分になる可能性があります。お客さんが来店しづらい環境になれば、お店を続けていくことも難しくなってしまうかもしれません。もちろんすべてのお客さんがそうなるということもありませんが、それでも整体師としては平然とした態度を取る必要があると言えるでしょう。

こうした肉体的、そして精神的な面で体力を必要とする業務が多いが整体師の仕事です。

体力をなるべく消耗しない方法

では、整体の施術はすべて力を使うものなのでしょうか。体力をなるべく消耗せず、施術を行う方法はないのか、整体師として仕事をしようとお考えの場合には、気になるところではないでしょうか。

結論から申し上げますと、力を使わずにすべての施術を行うことはできません。しかし、消耗せずに行う方法はあります。というのも、そもそも力加減が適切ではないから消耗すると言うことも考えられます。適切な力加減で施術を行うことが出来れば、極端に消耗するという状態に至ることはありません。

これはどのようなセラピストの講習会でも、整体師の講習でも指導されていることですが、患者さんに施術を行う際に、必要な力を身体全身を使って適切な力加減で伝導させることができれば、基本的に施術する側の力を消耗することはないと言われています。

しかし様々なシチュエーションで患者さんと接し、施術を行っているうちに、どうしても無駄な力が加わってしまう可能性はあります。そんなときには、原点に立ち返れば良いのです。自分が疲れを感じているとき、力を使って消耗していると感じたときには「ああ、無駄な力を使っているんだ」ということを自覚して、整体師の講習を受けていた原点回帰に気づけばよいのです。

力ではなく技術

もう1つ、体力を使わずに行うために必要なことは、技術力です。ここでいう技術とは、整体を行う施術の面での技術だけでなく、メンタルの面での技術も含みます。

ご紹介しているように整体の仕事は、単に患者さんの身体の不調を取り除くための施術だけでなく、人としてメンタルを保持することも重要になります。身体の不調は、肉体だけでなく心の不調から来ている場合もあります。もちろん、大きな心の不調の場合には専門医の治療が必要です。でも、そこまで至らない場合には、話を聞いてあげるだけでも不調が緩和することがあります。

整体の仕事の中には、こうした技術が必要な場合が多くあります。むしろ、力よりもこの技術の方が重要ともいえます。力を使って施術をするだけでは良い整体師にはなれません。

この技術を得るためには、日々の研鑽が欠かせません。力であっても毎日鍛えなければ衰えてしまうでしょう。それと同じように、いやむしろ技術の方が力を鍛えることよりも大変かもしれません。

患者さんの不調を取り除くためにはどんな施術が効果的なのかという点での技術力と、メンタル面での技術力の向上は常に欠かせません。例えば今ある能力をどのように向上させるのかという研鑽はもちろんですが、新たに発表されたノウハウなど情報収集も必要なこととなります。こうした日々の努力こそが良い整体師としての技術に必要になるのです。

まとめ

体力をつけることは整体師をめざし、継続するためには大切です。でもそれで満足していてはいけません。これは、整体に関してだけいえることではありません。どんな仕事でも力をつけ、それを維持するための技術を持ち続けるためには、日々の努力は欠かせません。

とくに整体の仕事の場合には、その技術が自分の仕事に直結するもの。もっと端的に言えば、売り上げを伸ばしたいとか、集客力を上げたいという場合にもその技術の有無が大きなポイントになってきます。

技術というと難しい表現に感じる方もいるかもしれません。しかし、日常の些細なことからでも、また毎日の時事からでも技術を向上させる秘訣は多分にあるものです。どこから始めたら良いか分からないという場合には整体セミナーを受講するのも良いでしょう。様々な角度から整体の技術向上を目指していきましょう。

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