整体師の仕事内容、1日の流れ

整体師という仕事について、どんな内容なのか知っているかと尋ねられたならば、「お客さんを集めて、身体の不調を緩和するためのマッサージなどを行う仕事」ということ位は漠然と答えることができるでしょう。でも、その仕事が具体的にどんなことを必要とするのかということになれば、分からない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、整体師として独立開業した場合の仕事内容について紹介していきます。漠然とでは分からなかった、仕事内容のこと、また苦労する部分から喜びを得るときなど、そのやりがいまでをご紹介していきます。

整体師の仕事とは

整体師の仕事内容とはどんなものか、多くの方は「お客さんの身体をマッサージなどを取り入れて、不調を取り除いてあげる仕事」と答えるのではないでしょうか。もちろん非常に端的に答えるなら、その答えは間違いではありません。ただし、端的すぎます。

そもそも、人の身体は毎日どこかに負担がかかっている状態にあります。その理由は、生活習慣や歩き癖、座り癖などによる骨格への歪み、また身体に負担がかかる作業などを原因とする筋肉疲労などです。

例えば、1日お休みで家にいたとします。それでも負担はかかっています。例えば、スマホを見ている際には、首を下げた状態を維持するため、首から肩、背中まわりの筋肉に負担がかかっています。また、洗濯物を干す際などでもそうです。洗濯物をかがんでつかみ、立ち上がって身体を伸ばして干すという作業にも腰回りからお尻への負担がかかっています。さらに、寝ている場合でも体重を上手に分散できず、寝返りの際に腰や首に負担がかかれば、横になっていても身体のどこかには負担がかかっているものなのです。

このように私たちは極端な話、何をしても身体のどこかにある程度の負担がかかった状態になっています。身体をストレッチすることが多い方の場合にはこの凝った状態を緩和する機会が多いため、不調を引きずることは少ないですが、日々多忙な現代人は、毎日定期的にストレッチする時間を取れないことも多いものです。そうして凝り固まった部分が蓄積すれば確実に不調の原因となります。

この凝りや疲労をマッサージなどを用いて緩和させるのが整体の仕事です。つまり整体師の仕事内容とは、私たちの日常に蓄積される不調を緩和させる施術を行うことが基本的な仕事内容というわけです。

1日の仕事の流れ

では具体的な仕事内容はどんなものなのか、整体師の1日の仕事の流れについてもご紹介しましょう。

まず独立開業している場合と、どこかの治療院に所属して勤務している場合があります。いずれにしても、お客さんが来なければ仕事になりません。ですので、お客さんを集める、つまり集客という仕事が重要です。これは、治療院に所属している場合でも自ら独立開業している場合でも同じことが言えます。

集客のための広告作りや、場所によっては呼び込みなども考える必要があるでしょう。最初から集客の努力をせず、整体師のお仕事をするのは、なかなか難しいかもしれません。優秀な整体師は、あえて広告などせずともお客さんが集まっているように感じるでしょうが、どんな方も最初は何らかの宣伝を行っていることがほとんどです。

この集客に関しては、1日の仕事にも十分影響する場合があります。広告ビラ配りや店舗の看板を設置することが開店準備として必要作業になることもありえます。

こうして開店した後は、お客さんへの施術が重要な仕事です。独立開業している場合も、どこかの治療院に勤務している場合にも、来店されるお客さんへの施術がお仕事になります。施術の際には、一般的にカルテを作成します。その人それぞれの体質や身体の癖、不調な部分など細かな状態を記載しておきます。これを準備しておくことで、定期的に来店するお客さんの身体の状態を把握することが出来ます。またお客さんから聞き取りするなどして、日頃の状態を記載しておくことも施術の際には大変重要になります。

そして実際に施術を行うわけですが、施術に関してはコースなどが決まっている場合もありますが、一般的には1人に対して平均30分程度の施術を行う場合が一般的です。その際には、個人の体調に合わせて圧力の加減を調整したり、お客さんの状態を確認したりします。

またカルテの保管や、お客さんの施術を行うベッドや椅子の整頓、施術に使用するタオル類の保管管理といった雑務も1日の仕事に含まれます。これに加えて、独立開業している場合にはその日の簡単な経理なども行う場合があります。また従業員を雇っている場合には、さらに従業員への指示や管理と言った業務もこれに加わります。

整体師のやりがい

このように整体師のお仕事内容を見てみると、かなりやることが多いことが分かると思います。一見するととても重労働に見えて、敬遠したくなるかもしれません。しかし、整体の仕事内容は、大変そうに見えますが、大変やりがいのある仕事でもあるのです。

人は何か事を為す際、それが誰かのために役立っていることを実感したとき、そのやりがいや達成度が上昇します。自己満足で何かを為すよりも、他人に感謝されることが付随するほうが、例えその仕事内容が重労働でも、満足できるものだということです。

整体の仕事は、やりがいを常に実感することができるとも言えます。不調を抱え、何とかその悩みを取り除きたいという思いでいる人の気持ちを汲んで、問題を排除し、不調を取り除いてあげれば多くの方はそれを喜び、感謝します。嬉しそうな笑顔で感謝を言われれば、誰しもがやりがいを実感できるのではないでしょうか。

最初から感謝されようと思っているわけでなくても、不調を取り除いてあげたことで相手から明るい笑顔で「ありがとう」と言われた時、それは何よりもやりがいを感じる瞬間となるのです。これは多くの整体師さんが経験し、感想として挙げていることでもあります。誰かのためになる仕事であるからこそ、毎日そのやりがいを実感することができるというわけです。

仕事をする上でつらいこと

ただし整体師の仕事内容は、その全てがやりがいを実感できるというわけではありません。中には大変な苦労に感じることもありますので、こちらも併せてご紹介しておきましょう。

まず他人の身体に施術をおこなうわけですから、力加減などが合わない場合もあります。例えば、友達同士の関係で対価を得ることなく、身体に施術してあげる場合なら、多少力加減が合わなければ「やめて」という程度でことは済むでしょう。しかし、お金を払ってもらい施術をする、すなわち仕事として整体をする場合には、その対価に見合うだけの施術を行う必要があります。

この点で、お客さんが合わないと感じたなら、何も言わずもう来なくなる場合もありますが、中には文句を言われるということも起こりえます。それは金銭が絡む以上、致し方ないことです。金額に見合った施術をしっかり行い、さらに施術技術を日々向上させなければなりません。

またどうしても営利目的で行うものですから、需要と供給についても考慮する必要があります。どの位が売上高となるのか、経費はどこまで使えるのか、こうした細かな部分も計算しつつ営業しなければなりません。慣れないうちはつらい業務になる可能性があります。

まとめ

整体の仕事は、人を笑顔にし、不調を取り除いて健康的な生活に導くための力添えをできるという意味で、大きな達成感とやりがいを感じられる仕事である反面、一流になるためには様々な努力が必要となる大変な仕事でもあります。

どんな仕事でも、一朝一夕でプロになることはできません。失敗も成功も繰り返し、その経験を財産に大きく飛躍するものです。とくに整体の仕事は、目の前にいるお客さんの笑顔を見ることが出来るという点で、他の仕事よりもずっとやりがいを実感しやすいと言えるのではないでしょか。

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